2024.09.20
ブランド
エンポリオ アルマーニのミラノ旗艦店が、2024年10月18日にリニューアルオープンしました。2000年に開店したこの象徴的な店舗は、エンポリオ アルマーニ リストランテ&カフェ、ノブ ミラノ、アルマーニ ホテル、アルマーニ プリヴェ クラブなどが併設され、ミラノの重要なランドマークとして長年親しまれてきました。
今回のリニューアルに際して、ジョルジオ・アルマーニは「ミラノと私の取り組みは常に進化し続けています。リニューアルでは、新しい技術を取り入れるとともに、内と外の対話を強調しました」と述べています。
リニューアルはアルマーニ グループのサステナビリティの原則に基づき、元の建築を尊重しつつ、現代のニーズに対応する新しい空間を創り出しました。このプロジェクトは、最高レベルのLEED®認証の取得を目指し、エネルギー消費の削減や再生可能エネルギーの活用を促進するなど、持続可能性に配慮した設計がなされています。
店舗内は、柔らかなニュートラルカラーが特徴で、モジュール式の家具が配置され、空間は軽やかで開放的です。天井にはLEDスクリーンが設置され、動的なデジタルフレスコ画が店内に彩りを添えています。また、自然光を取り入れるために窓が全開にでき、店内には心地よい明るさが広がります。
改装されたリストランテ&カフェの通路にはアルマーニ / ドルチが新設され、ビューティとフレグランスに特化したエリアもクローチェ・ロッサ通りにオープンしました。さらに、日本の生け花にインスパイアされたアルマーニ / フィオーリなども引き続き展開され、2階にはジュニア コレクションが、マンゾーニ通り沿いにはエンポリオ アルマーニ メンズウェアが展開されています。
リニューアルオープンを記念して、ファッションウィーク期間中、マンゾーニ通りにエンポリオ・アルマーニのロゴが入った電気自動車「エイプ・カー」が登場。サステナビリティに関するメッセージを込めたトートバッグとポストカードが配布され、環境保護活動への参加を促進しました。
エンポリオ アルマーニはこの取り組みの一環として、ミラノ市との共同プロジェクト「ミラノ・グリーンサークル」を推進し、350本の新しい樹木や6万本以上の低木を植樹する計画を進めています。
LEED®*(Leadership in Energy and Environmental Design)
米国グリーンビルディング協会(USGBC)によって開発されました。これは、建物の持続可能性を証明するための世界で最も普及している評価システムであり、卓越性を国際的に保証するものです。マンゾーニ通りのコンセプトストアの改装では、飲料水の40%以上の節約、低排出材料の選択、空気環境のモニタリング、エネルギー消費の20%削減、再生可能エネルギーからのオンサイト・エネルギーの調達など、持続可能性に関する課題解決案を取り入れました。
【エンポリオ アルマーニ】
1981年にイタリア、ミラノで誕生したブランド。デザイナーはジョルジオ・アルマーニ。
着心地と自由な発想を大切にしながら、都会的で洗練されたアイテムの数々を提案しています。イタリア語でエンポリオとは「あらゆるものが手に入る大きな市場」という意味。その名のとおり、エンポリオ アルマーニではメンズ、ウィメンズの洋服、小物はもちろん、時計や香水、アンダーウェア、スポーツウェアなど幅広いアイテムを展開しています。