2026.04.22
ブランド

PVHは4月17日、Calvin KleinとTommy Hilfigerが2026年春シーズンにあわせて、ニューヨークとパリでそれぞれプロモーション施策を展開したと発表した。両ブランドは、販売拠点や都市空間を活用した体験型の取り組みを通じて、商品訴求とブランド認知の拡大を図っている。
Calvin Kleinは、ニューヨーク・マガジンと協業し、ニューヨークとの結びつきをテーマにした限定カプセルコレクションを展開した。販売場所は、前年末にオープンしたソーホーの旗艦店に限定され、キャップ、Tシャツ、トートバッグなどに特別なロゴデザインを施した商品が用意された。
発売にあわせて、店舗では無料の軽食を提供するポップアップのコーヒーカートを設置したほか、ブランド仕様のMetroCardも配布された。このカードは店頭で2026年3月号の『New York Magazine』と引き換え可能で、同誌にはCalvin Kleinの春スタイルを紹介する特集ルックブックも掲載されたという。こうした施策は、店舗内外をまたいでブランド体験を広げる狙いがあるとみられる。
一方、Tommy Hilfigerは、2月下旬から3月上旬にかけて、パリの百貨店Galeries Lafayette Haussmannで2026年春コレクションと新たなニューヨーク発メンズレーベルを披露した。会場となったGaleries Lafayette Haussmannは年間4,000万人超が訪れる商業施設で、ブランドにとって認知拡大に適したロケーションと位置づけられている。
現地では、店内演出に加え、建物外観や屋外広告を組み合わせた展開が行われた。広告ビジュアルには俳優のパトリック・シュワルツェネッガーとアビー・チャンピオンが起用され、都市全体での露出強化が図られた。また、2月24日のグローバルキャンペーン開始に先立ち、Galeries Lafayetteではコレクションの先行公開も実施された。
今回の取り組みは、Calvin Kleinがニューヨーク、Tommy Hilfigerがパリというそれぞれ象徴性の高い都市で、ブランドの世界観を消費者接点に落とし込んだ事例といえる。PVHは、こうした施策を通じて、商品、マーケティング、販売体験を横断しながら、主要市場での顧客との接点強化を進めていく考えを示している。