2025.10.28
ブランド

2025年10月23日 ― Calvin Klein Inc.は、循環型ファッションをより多くの消費者に届ける取り組みとして、新たなテイクバックプログラム「Re-Calvin(リ・カルバン)」を米国で開始した。本プログラムは、愛用してきたアイテムを責任ある方法で手放せるよう設計されており、ブランドのサステナビリティ戦略における重要な一歩となる。
「Re-Calvin」は、ブランドリセールおよびトレードイン分野のリーダーであるTrove(トローブ)、および回収・選別と循環型物流を支援するDebrand(デブランド)とのパートナーシップにより開発されたサービス。米国の顧客は、カルバン・クライン製品に限らず、あらゆるブランドの衣類、シューズ、アクセサリーを無償で送付することができ、寄付やリサイクル、ダウンサイクル、または必要に応じて責任ある廃棄(廃棄物からエネルギーへの転換)によって再活用が図られる。なお、ブラ、スイムウェア、アンダーウェアなど、従来の循環プログラムでは対象外とされることが多いインナーアイテムも受け付けている点が特徴だ。
Calvin Kleinのグローバル ブランド プレジデント、David Savman氏は次のように述べている。
「当社はサステナビリティへの取り組みを継続する中で、お客様によりアクセスしやすい形で循環システムを提供できることを誇りに思います。幅広い商品カテゴリーを扱い、拡張可能なプログラムを構築してきた専門パートナーと協力することで、持続可能な選択をこれまで以上に容易に実現できるようになりました。」
米国の利用者は、特設サイト(calvinklein.us/re-calvin)から無料の配送ラベルを取得し、任意のブランドのアイテムを送付可能。到着したアイテムは、Calvin Kleinが定める厳格な基準に基づき、以下の方法で処理される。
Reuse(再利用)
良好な状態のアイテムは寄付または中古流通パートナーへ出荷。
Recycle / Downcycle(リサイクル / ダウンサイクル)
再利用が難しいアイテムやインナー類は、可能な限り繊維再生に回され、難しい場合は断熱材などへのダウンサイクルを実施。
Responsible Disposal(責任ある廃棄)
再利用・リサイクル・ダウンサイクルが困難な場合、廃棄物はエネルギーや代替燃料へ転換される。
処理完了後、利用者にはどのようなルートでアイテムが再活用されたかを示すメールが送付され、透明性を確保する仕組みとなっている。
「Re-Calvin」は、Troveの新技術「Takeback Plug-In」により運用されている。このプラグインは、ブランドの既存ウェブサイトに直接統合され、複数ブランドのアイテムやインナーを含む複雑な商品カテゴリにも対応。大量の回収品処理やトラッキングをスムーズに実現する。
TroveのCEO、Terry Boyle氏は次のように述べている。
「Re-Calvinは、当社のTakeback Plug-Inを導入した初の事例です。カルバン・クラインは、あらゆるブランド、すべてのカテゴリー(インナー含む)を受け付けることで、テクノロジーが責任ある選択を誰にでも簡単にすることを示しました。」
「Re-Calvin」は、ブランドやカテゴリの垣根を越えてアイテムを受け入れることで、あらゆる製品が第二の命を得る機会を最大化するという、Calvin Klein、Trove、Debrandの共通の理念を体現したプログラムと言える。