2026.02.24

Calvin Klein 2026年秋コレクション

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「Calvin Klein Collection」2026年秋コレクション

2026年2月13日、Calvin Klein, Inc.はニューヨークのハドソンヤードにある「The Shed」にて、クリエイティブ・ディレクターのヴェロニカ・レオーニによる「Calvin Klein Collection」2026年秋コレクションのランウェイショーを開催した。

本コレクションは、ブランドの核にある“享楽的なエレガンス”をテーマに据え、身体への崇拝、完璧さを際立たせる満足感、そして美への執着的な探求を軸に展開された。レダクショニズム(削ぎ落とし)を基調としながら、精密さを強調するアプローチによって、服と身体の関係性をより緊密に浮かび上がらせている。

レオーニは、Calvin Kleinが持つ象徴的な歴史の検証と、シェイプ、クラフト、意味のある簡素化を徹底的に掘り下げたことが今季の出発点だと説明。1970年代後半から1980年代初頭にブランドが定義したエレガンスとスタイルの精神を参照しつつ、フォルムと身体への親密なフォーカスによって、Calvin Kleinらしい“エンパワーメント”と“インダルジェンス(満たされる贅沢)”を喚起することを狙ったとしている。

ルックは、スーツ、トレンチ、ブルゾン、コート、ドレスといったエッセンシャルアイテムを中心に構成され、スティレット、フラット、ブーツのほか、クラッチやダッフルバッグ、トーンを揃えたグローブなどのアクセサリーを組み合わせた。デニムにも焦点を当て、1976年のアーカイブデニム(Calvin Kleinのランウェイで初めて披露されたデニム)を再解釈。細身のコートの下にフルデニムスーツを合わせる提案や、当時の手書きロゴをアビエータージャケットとチェック柄トレンチに刺繍で施すなど、ブランドの原点を想起させる演出が見られた。

全体のシルエットは縦長でストレート。緻密なスリムテーラリングを基調にしながら、背中が大胆に開いた意外性のあるディテールや、ノースリーブの要素が緊張感を生む。作り込まれたドレスは、背面をあえてプレーンにすることで下地の構造をのぞかせ、コントラストを際立たせている。白い襟がアクセントとして現れる一方、バイカーカラーがラフなムードを添え、シアリングカラーは威厳を示すように展開しながら、ついにはシアリングコートへと発展した。

質感と色彩は、ニュートラルや抑制されたトーンを基調とする都会的な情景を描き、ときおりタンジェリンやバーガンディが差し色として効かされる。素材はドライなテーラリングウールから、リブジャージー、リキッドベルベット、ボンディングサテン、コットン、グログラン、スパッツォラート、さらに不透明・透明のレザーまで幅広く用いられ、触感と光沢の対比がコレクションの表情を形づくった。

会場には、JENNIE、ダコタ・ジョンソン、ブルック・シールズ、リリー・コリンズ、ジョディ・ターナー=スミス、マーク・ロンソン、アレクサ・チャン、アメリア・ディモルデンバーグ、パロマ・エルセッサーらをはじめ、多数のゲストがCalvin Klein Collectionを着用して来場。加えて、ベサン・ハーディソン、エヴァ・チェン、スティーブン・コルブ、サリー・シンガー、マリオ・ソレンティ、ユルゲン・テラーら、ファッションおよびクリエイティブ業界の関係者も姿を見せた。さらにウィズダム・ケイ、ナラ・スミス、エイミー・ソング、クリセル・リム、エルサ・ホスクらも、Calvin Klein CollectionやCalvin Klein Jeans、テーラードスーツなど、Calvin Kleinの世界観を反映したスタイルで参加した。

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