トミー ヒルフィガー、新しいサルトリアルメンズウェアコレクションをピッティ・ウオモで発表

2025年6月17日、イタリア・フィレンツェのパラッツォ・ポルティナーリ・サルヴィアーティにて、トミー ヒルフィガーがピッティ・ウオモの場で新たなサルトリアル・メンズウェアのビジョンを発表した。全19ルックで構成された本コレクションは、リラックス感のある着こなしを基軸に、アイコニックなアメリカン・プレップスタイルを大胆かつ鮮やかに再構築している。

ブランド創業者トミー・ヒルフィガー氏は、「ドレッシングアップの時代が戻ってきました。今もっとも影響力のあるカルチャーアイコンたちが、格上の装いを取り入れており、それがテーラードの伝統やサヴィル・ロウの時代を超えたスタイルに新たなエネルギーをもたらしています。40年前、私は伝統的なスタイルにアメリカ的な遊び心を加えることからブランドをスタートさせました。今回のコレクションは、そのスピリットを現代に蘇らせる新章です」と語った。

本コレクション「TOMMY HILFIGER New York」は、スーツのセパレーツやプレッピーなテーラリングを特徴としたプレミアムラインであり、ブランドのアーカイブにあるネイビーのペニークレストラベルを冠したラグジュアリーな展開となっている。2026年2月より、世界中の主要なTOMMY HILFIGERストアおよび公式サイト、主要卸売パートナーを通じて展開される予定だ。

発表当日、会場となったパラッツォ・ポルティナーリ・サルヴィアーティは一夜限りの「ヒルフィガー・ソーシャルクラブ」へと変貌。アメリカンスタイルが新たなルールのもとで表現され、イタリア・ルネサンス建築の格式ある空間に、ニューヨークのメンバーズクラブの文化が融合した。赤・白・青を基調に彩られたサロットバーでは、モデルたちが“モダン・プレップ”の象徴として登場し、来場者を魅了した。

イベントには、メンズウェアの愛好家、スタイルの革新者、ファッション界の常連たちが集結。「TOMMY HILFIGER Watches」のブランドアンバサダーであるルシアン・ラヴィスカウントをはじめ、ライアン・プレヴェデル、ビオンド、アリ・ゴードン、ラスムス・ニールセンらVIPゲストが来場。TOMMY HILFIGER New Yorkのラベルとサマーコレクションを身にまとったモデルたちと共に、ブランドの世界観を体験した。

クラシックな装いに、新しいひねりを：ドレッシングアップの復活

2026年春に本格展開される「TOMMY HILFIGER New York」は、伝統的なプレップスタイルに現代的なモダニティを融合させた、新たなサルトリアルメンズウェアの表現である。ニューヨーク仕立ての伝統的なコードをベースに、トミー・ヒルフィガーならではの遊び心あるディテールでアップデートされている。

コレクションでは、エアドット素材を使用したネイビーの軽量スーツや、上質なウールやリネンで刷新されたクラブブレザー、ブランドカラーであるレッド、アイボリー、ミッドナイトネイビーを取り入れた染色スーツセパレーツなど、ヘリテージ・アイテムが現代的に再解釈されている。また、アーカイブのブレトンストライプを取り入れたニットシルクブレンドのポロシャツも登場。イタリアの名門テキスタイルメーカー、テッスーティ・ディ・ソンドリオ製のクリーンなツイル生地を使用したカジュアルスーツなど、クラフツマンシップと品質へのこだわりが随所に見られる。

シルエットはリラックスしつつ構築的。プリンス・オブ・ウェールズ柄のブレザーとリラックスフィットのショーツを合わせたモダンなスタイリングや、カジュアルなスポーツコートにデニムを合わせるなど、着こなしの幅も広い。トミーレッドの染色ブレザーと、再構築されたクリケットセーターをレイヤリングすることで、クラシックプレップに新たな彩りを加えている。

本コレクションは、伝統的なスタイルにトミー・ヒルフィガーらしい鮮やかなひねりを加え、現代の男性に向けた自信に満ちたサルトリアルスタイルを提案している。

ブランドのファンやフォロワーには、SNSで #TommyHilfiger および @TommyHilfiger を使用して会話に参加するよう呼びかけられている。