エンポリオ アルマーニ、2025春夏メンズコレクション

6月15日、ミラノメンズファッションウイークで、エンポリオ アルマーニの2025年春夏コレクションが発表されました。

都会の景色は限られた地平線を持ち、時に圧迫感を伴います。しかし、無限に広がる野原、緩やかな丘、海岸線などの自然界の地平線は無限の広がりを感じさせます。

このコレクションでは、都会の生活に慣れた男性が馬に乗り、太陽に照らされた丘を越えて広がるラベンダーや小麦の畑へと誘われます。馬の背に乗り自然と触れ合うことで、自由を再発見し、都会の束縛から解き放たれ、ソフトで官能的な新しいスタイルに身を包むことができます。

コレクションのカラーパレットは、小麦や砂、干し草、チョークといった自然界の穏やかな色彩に、ラベンダーやブーゲンビリアの鮮やかなアクセントが加わり、美しいハーモニーを奏でます。これらの色彩は、まるで太陽に照らされて色あせていくようです。

素材には、シルク混の軽量なウール、丁寧に仕上げたリネンとヘンプ、スエード、ネット、繊細に穴を開けたブルーデニム、落ち感のある羽織りが使用され、風をはらんだような軽やかなスタイルを作り出しています。

ドロップショルダーのジャケットには低めの位置にボタンが配置され、ウエストがゴム仕様のブルゾンやベストはシャツのように軽く、粗糸のリネンチュニックはそよ風のように上半身を包みます。

クラシックなスタイルをモダンにアップデートしたダブルカラーのブレザーやオーバーサイズのオーバーコートに加え、今シーズンのカントリーサイドでの乗馬の世界を象徴するのはパンツです。裾にボタンやジッパーが施されたストレートでソフトなシルエットのパンツにはモカシンやブーツがコーディネートされ、高いウエストやパッチワークが特徴的です。

さらに、ストローハットやスプリットレザーのカウボーイバッグ、ラベンダーを詰めたバスケットと合わせたレザーのバミューダショーツのスタイリングは自由な精神を象徴しています。

このコレクションは、夏の心躍る季節を思い出させるように、鮮やかな色彩と軽やかな素材を楽しむ女性たちにも広がります。エアリーな素材と流れるようなラインのジャケット、ロングスカート、パンツ、トップスが本能的でゆったりとしたスタイルを作り出し、今シーズンの自由な精神を表現しています。

エンポリオ アルマーニ コレクション特設サイト
https://www.armani.com/ja-jp/experience/emporio-armani/fashion-show-spring-summer-men